一生をかけて打ち込める仕事に出会えた人の眼差しほど美しいものはない。
ぼくは自分が何をしているときが幸せか知っている。
それが「旅を書く」ことであり、寝る間を惜しんで、使命感を持って取り組めることを知っている。
情報の不均衡を是正する。ぼくにはそんなビジョンがあって、自分がやりたいことを自覚していることは尊いことだと思ってきた。
しかし、それではまだ不十分だった。YADOKARIのさわださんをはじめ、すごいなぁと思う人を見ていると、もうひとつ上のステージがあることに気付かされた。
誰かに嘱望されていることかどうか。
自分のやりたいことが、求められていることと結びついたとき。そのときはじめて使命感は価値を持ち、より強い原動力となる。
「旅を書く」ではまだ半分だ。「書きたい」だけでは足りないのだ。僕が書きたいことであり、かつ誰かのためになることは何なのか?それを探す旅は、まだ終わっていなかったのだ。
誰かがこんなことを言っていた。
一生をかけて打ち込める仕事に出会えた人の眼差しほど美しいものはない。
ぼくも、そう思う。