TRAVERING

なぜ旅に出るのか?そこに地球があるからさ。

旅して書いて 食べて書く。いちばん、心を動かす記事を書く。それ以外に何がいる。#HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け

   

TCCよりWCC。TOKYOよりWebだ!Worldだ!それがハイパーリンクチャレンジだ!

東京コピーライターズクラブ(通称:TCC)が年に一度、優れたコピーを表彰するTCC賞というものがある。それらをまとめたコピー年鑑という事典も種パンされる。それと同じように、Web記事もアワードにすることで、後生に残るWeb記事やWebライターが生まれるかもしれない。良い記事なのに読まれていない記事の掘り起こしにもなるこの企画はいいことずくし。激しく賛同する。ハッシュタグをつければ、誰でも参加できるという点も好きだなぁ。ということで。

 

1本目
夢があるなら、なぜ命をかけないの? 紀里谷監督が若者に檄

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頬杖をつきながら飴でも舐めるかのように撫でていたトラックパッドの上の手がピタリと止まった。そこに居直り、正座した。圧力が。記事から発せられる圧力がそれほどまでに熱かった。ビンタされたみたいにヒリヒリする記事。会場のピリピリした空気が伝わってきた。

紀里谷さんのインタビュー記事は映画とともに多数公開されたが、その多くが若者を叱咤激励するような記事ばかり。その中でも最初に読んだ記事だったことも大きかった。Web記事による自己啓発なんてバーチャルということもあり、どこか気楽で、インスタントさがあって、「人生が変わる8つのコト」とか言われたって読んだ瞬間から何一つとして覚えていない。そんなWeb記事と、それに慣れきってしまった読者への本物のビンタのように思えたのだった。

 

2本目
自分のお店を持ちたいあなたに。個性100%の“小”店街をめぐる旅

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2本目は自分が携わった記事を挙げるルール。ぼくの場合は「未知の細道」というメディアで書かせていただいた、長野県の善光寺門前エリアの記事。大好きになった人と町のことを、どうやったら伝えられるか。構成からすごく悩んだ。結果、8人にインタビューしてテープ起こしして、そのつながりを書くことで町を描く、という原価割れする構成となった。
結果、お会いしたことがない人を含めて、70件以上のシェア、2000件以上のいいね!をいただいた。数字よりも、シェアとともにいただいたコメントが本当にうれしくて、たくさんの方に伝わったことが実感できた。今年のぼくにとっては最幸な仕事でした。

ハイパーリンクチャレンジ以下、概要です。

ウェブメディアだって、むくわれたい
ハイパーリンクチャレンジ2015

・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。
・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。
・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け
・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。
・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。

【評議会】
本年は(言い出しっぺの)下記4名により評議会を開催。有効得票数による部門別アワード(※予定)と、印象に残ったコメントをピックアップして(何らかの形で)報告する。
・藤村能光
・長谷川賢人
・佐藤慶一
・鳥井弘文

次にチャレンジを受けてもらいたい人物を2人挙げるとしたら。

1人目:川内イオさん
未知の細道の編集長であり、ぼくが最も尊敬しているイオさんに。

2人目:三谷晶子さん
ここまでの文章は書けないと諦めざるを得ない小説家、三谷さんに。

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