ぼくにとってのベスト「人の砂漠」
2017/05/28
人の砂漠★★★★
沢木さんが書いた本はすべて読んだ。ぼくは、その中でも「人の砂漠」がいちばん好きだ。噛み終えることのないガムのように、何度読んでも味がでる。この本については、もっともっと噛み締めてから書きたいと思う。とくに、与那国島の旅を書いた「視えない共和国」がたまらない。10日で200枚8万字を書いたという。
「屑の世界」「棄てられた女たちのユートピア」を読んで、ぼくは「寿・黙示録」を書いた。全力を尽くした。しかし、沢木さんには到底およばない。