365日のシンプルライフ
ルールは簡単。
すべてのモノを倉庫に預ける。1日1つのモノを取り出す。それを1年間続ける。はたして本当に必要なモノとは何なのか?
この企画も素晴らしいけれど、必要なモノがいかに少ないか、旅をすればすぐ分かる。バックパックに入る荷物で何年でも旅できるのだから。2週間なら「手ぶらでインド」も旅できたぐらいだ。
いきなりバックパッカーはちょっと……という人はシェアハウスに住んでみることをオススメする。たいていのシェアハウスでは冷蔵庫や洗濯機やテレビ、その他の家具すべてが共有になる。自分の部屋に持っていくモノに何が必要なのか、考えるいい機会になる。
ぼくは半年間のバックパッカー生活ののち、シェアハウス生活に移行して10年が経とうとしているが、部屋にあるのは、服と鞄、それから靴。あとはパソコン、カメラ、布団、ダンボール一箱に収まる大切なモノBOX。あとは消耗品としてのシャンプーや調味料ぐらい。本がたくさんあるがPDF化を進めている。とにかく、すべてが目に入るどころか、手の届く場所にある。
買うモノもほとんどない。服に関しても服屋さんに入るのをやめたら「欲しい」と思うこともなくなった。お金を使うのは本と食、交通費だけではないだろうか。ここまで書いて思い出したのはバイク。以上、終わりである。
随所でおばあちゃんが肝となるセリフを言うのだが、この一言が印象に残った。
「結局、モノは全部残していくことになる」
ドキュメンタリーとして何かの企画を1年間を記録する。これは旅を通してやってみたい。