TRAVERING

なぜ旅に出るのか?そこに地球があるからさ。

ガイドブックはいらない、現地の人が一番のガイドです(3日目-3)

      2016/11/23

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気がつけばインド人に囲まれて1泊2日の小旅行。僕の荷物のほうが少ないことに呆れられながらも、車で一路、ムーンナーへ。

「ムーンナへは何回ぐらい行ったことがあるの?」
「数えきれないよ!50回は行ったことある」

コーチンからクルマで6時間。それでも、彼らにとっては東京から秩父に行くぐらい身近な観光地なのだ。ドライブ中、テヌーが「How is it?」と聞いてくる。「気分はどうだい?」という意味だろう。調べなくても分かる。言語とはこうして学ぶと楽しいもの。国歌を歌い合ったり、チャイ屋に立ち寄ったり、身を任せているだけで、あっという間に目的地。

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ちなみに、車でスマホもフル充電。インド人はみんな「電話中毒」なので、車内で充電できるシステムを持っている。手ぶらの旅の三種の神器のひとつ、スマホ。メモにも、カメラにも、本にもなる必需品だが弱点は電力不足。充電器を持って来ていない僕は、宿で、バス会社で、パソコンとUSBを借りて充電してきた。インターネットを使用しない限りは、それで十分持つのだが、意外なところで充電できて助かったのも確かだ。

さて、ムーンナーへの到着は20時すぎ。宿はアチューが探してくれた。気を使ったのか、部屋も別にしてくれた。俺たちは隣の部屋で寝てるから何かあれば言ってくれ、とのこと。宿代も提示価格の3割引。オフシーズンだったのでアチューが交渉してくれた。ラクチンすぎて、アリガタすぎる。せめて晩ごはんをご馳走させてもらおう。

またしてもローカルフードが食べたいと言う僕に、地元のオッサンたちが仕事終わりにメシをカッ喰らう、そんな雰囲気の屋台に連れて行ってくれた。郷に入っては郷に従うのはインド人とて同じ。比較的都会だったコーチンではスプーンでカレーを食べていた彼らも、慣れた“手つき”でカレーを食べる。僕も見よう見まねで手で食べる。初体験ではないのだが、久しぶりに手で食うカレーはスプーンで食べるよりウマイ、気がするものだ。カレーやナンのおかわりからオムレツまで、次から次へと皿に盛られていくのに負けじとカッ喰らう。無心の境地に入っていた僕だが、視線を感じて顔を上げる。すると、コワモテのアリが不敵な笑みで、いや温かい目で見守ってくれていた。

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カレーにナンが合うように、手ぶらの旅にはノープランがよく似合う。事前にスマホで地球の歩き方の必要なページを写メしておけば、スマホがガイドブック代わりになる。でも、それよりも、現地の人が一番のガイドです。バスチケットは探さなくていいし、おいしい店に連れて行ってくれるし、交渉なしでキレイな宿も見つけてくれる。何より仲間と一緒に旅を楽しめる。車に乗せてもらえば、観光だってどんなツアーより効率よくまわれます。そして、お礼にガソリン代や、ディナー代ぐらいは支払わせてもらう。日本でもそうすると思います。
もちろん誰にでも着いていけばいいというわけではなく、信じられる人を見極める必要はありますが。

 

つづく

 - 手ぶらでインド