TRAVERING

なぜ旅に出るのか?そこに地球があるからさ。

000:旅人100人会えるかな/志賀 章人

      2014/10/01

がえらえ図1

 

旅人のみなさま、もしよろしければメールでご連絡いただけると、最高に幸せです。

志賀章人 → gaccchi@shigaakihito.com

 

 

自己紹介かつ0人目のインタビューとして、
まずは自分で自分に取材してみたいと思います。

僕のはじめての旅は大学時代。
大学主催の中国15日間の交換留学ツアーでした。
はじめての海外、はじめての中国人。
そこで出会ったのは、反日感情なんてひとかけらもない、
たくさんのやさしい中国人でした。

日本では反日問題ばかりが報道され、
僕はといえば、中国に行けば、
日本人というだけで石でも投げられるものだと思ってました。
そのとき、日本の報道がいかに偏っているのか、
それが、どれだけ危険で、もったいないことなのか。
はじめて目の当たりにすることとなりました。

たとえば、
自分のことを嫌いな相手を、好きになれますか?
日本人のことを嫌いな中国人を、好きになれますか?
答えはNO。向こうがその気なら、こっちもそれなりの…
そう考えてしまうのが世の常です。

実際は違う。多くの中国人は、過去は過去、今は今、
そう正しく認識して、今の日本人に好意を持って接してくれている。
それなのに、日本人が中国人を嫌っていると、
日本人を好きでいてくれる中国人にも嫌われてしまう。
そんな、勘違いの不幸連鎖を起こすわけにはいかない。

だからこそ、少しでも多くの人に、
自分の目で見て、体で感じた真実を伝えたい。
そうして、世の中の情報の不均衡を少しでも是正したい。
はじめて生まれた使命感でした。

世界には、もっともっと知らないことがあるんじゃないか。
中国旅行から帰ってきたときには大学3年の冬でしたが、
僕は就活をやめ、大学を留年してバックパッカーの旅にでました。

半年間、約20カ国を旅することで、僕の考えは確信に変わった。
世界各地で見つけた「真実」という宝物を、一人でも多くの人に手渡したい。
旅については、同ブログ内の『トラベルエッセイ』を読んでほしいです。

いまは、企業でコピーライターとして働いていますが、
それは、伝えたい人に、伝えたいことを、伝えられるようになるため。

いつかじゃなくて、2015年。
苦しみもがいて働いて、手に入れた「伝える技術」を
原点である「伝えたい想い」にのせて。

僕の旅は、中国に行ったあの日から続いているのです。

shigaakihito

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